SONY製品以外でnasneを使う
SONYのnasneを使えば、テレビ番組を視聴したり録画する事が出来ます。
PS3の周辺機器ではあるのですが、PS3を使って初期設定さえしてしまえば、PS3が無くても色々と活用することはできます。
(PS3用アプリケーションtorneの完成度は高く、UI、操作性、機能面でも申し分ないと思います。ただし、PS3自体の動作音が大きく、TVを見るにはこの音が少々邪魔になるのが実際のところです。)
WindowsPC、タブレットで活用する
DTCP-IPに対応したソフトを使えば、テレビや録画した番組の視聴が可能です。
代表的なものとしては、PIXELA社の”StationTV LINK”、DigiOn社の"DiXiM Digital TV"、CyberLink社の"SoftDMA2"などがあります。
手持ちのWindows8.1タブレット、Arrows Tab Q(QH55/M)で前2者を試してみました。
≪StationTV LINK≫
・Windows Storeからインストールできます。
・nasneのライブチューナ利用可能。(StationTVでテレビを見ることができます)
・nasneで録画した番組を見ることも可能。
・UIはシンプルで迷うことはないが、nasne上の動画やライブチューナ上の番組のスキャンに時間がかかるせいか、特に初回起動の際は初期画面のまましばらく何もできないので不安になります。焦らずに待っていれば、視聴できる番組のアイコンが続々と表示されます。
※ここがNG※
Arrows Tab Q(QH55/M)で利用した場合、必ず「内部エラー」というエラーメッセージが表示されます。エラーメッセージを消せば見れる事が多いのですが、ちょっと嫌な感じです。
PIXELAのサポートに聞いてみたところ、最新のCPU等には対応していない場合があるので、今回は購入を見送り、アップデートがあるのを待ってほしいとのこと。
ATOMのBayTrailは比較的新しいため、対応していないのかもしれませんし、その他ハードウェアとの相性もあったのかもしれません。
≪DigiOn DiXiM Digital TV (私が試したのはDixim PlayのOEM版)≫
富士通製のパソコンやタブレットの中には、My cloudビデオ2というものがインストールされている機種があります。
こちらはDigiOn社のDixim PlayのOEMとのこと。
DTCP-IP対応のソフトがほしいと思っていたので、バンドルされていたのはかなりラッキーでした。
こちらのソフト、正体がわからずに放置している方もいらっしゃると思いますが、会とそこそこのお値段がするDixim製品、活用しない手はありません!
以下、DiXim playのOEM版を使ってみた雑感です。
・使い勝手はStationTVと同程度。
・プレインストールされているだけあって、特にエラーは無し。
・NASやnasne上の番組の読み込み時間もStationTV LINKと同程度。
使い勝手に有意な差は見受けられませんでしたので、好みと相性(体験版があれば確認を)で選んでよいレベルだと思いました。
ただし、大きなデータを扱うだけあって、無線だとたまに遅延が発生します。
有線が可能なら有線を使ったほうが良いかも。
iOS版では様々なアプリが出ていますが、レビューを見る限りMediaLinkPlayer for DTVがよさそうです。
実際に入れて使ってみましたが、ライブチューナも録画番組もきちんと見ることができました。
Android用にもDixim等があると思いますが、XperiaTabletを使っているため、sony謹製アプリを使っています。
テレビで見る際には、DTCP-IP対応のブルーレイプレイヤーなどを使うというのも一つの手です。
モデルによっては静音性にこだわったプレイヤーなどもあります。(動作音やディスクの風切り音を最小限にしているモデルです)
我が家ではDENONのDBT-1713UDを使っていますが、動作音が気になったことはありません。
ただし、nasneやNAS内のデータを読み出すのに、多少時間がかかりますが。
あと、CHAN-TORUというサイトを使えば、パソコンやスマートフォン、タブレット上から録画予約ができて便利です。
このように、初期設定さえすんでしまえば、PS3を使わなくてもnasneを活用することは可能です。
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