asustor 〜 サポートセンターのクオリティは如何に?
台湾の新興NASメーカーASUSTORのNAS " AS-202TE " を購入してはや一ヶ月。
本体をHDMIケーブルでテレビに繋いで動画を楽しんでいましたが、フリーズしてマウスやスマホアプリからの入力を受け付けなくなってしまいました。
管理画面から再起動をしてみるも、再起動がいつまでたっても終わらず、本体の電源ボタンも機能しないため、サポートを受ける事に。
ASUSTORの場合、サポートを受ける方法は2種類あります。
1. 代理店に問い合わせる
現在代理店は2社あり、周辺機器メーカBuffaloでおなじみ、メルコホールディングスのグループ会社『CFD販売』とQNAPやASRockの代理店でおなじみ『ユニスター』です。
私はAmazonで購入しましたが、CFD販売取り扱い商品でした。
(ちなみに、ユニスター公式サイトから購入すると、1万円近く高いです)
それぞれの公式サイトに載っている修理にかかる時間を比較すると、CFD販売よりもユニスターの方がかなり早そうです。
そこら辺りが販売価格にも転嫁されているのでしょうね。
ともかくも、修理は抜きにして、サポートに問い合わせをして返信メールが来るまでの時間は、公式サイトに書いてある限りCFD販売は約5日程度だそうで、土曜日に送ったメールの返事は月曜日の今日には当然きておりません。(土日は営業日ではないでしょうから、ノーカウントですね)
気長に待てる方はこちらでよろしいかと。
2. ASUSTOR公式サイトからサポートセンターに問い合わせる。
公式サポートを利用する際に注意したいのは以下の2点です。
ASUSTOR IDをあらかじめ取得しておこう
ASUSTOR IDを取得しておいた方が何かと便利です。製品のセッティングをする際に取得手続きをしたような気がしますが、パスワードなど忘れてしまいがちですので、どこかにメモっておくと良いかと。
ちなみに、ASUSTOR IDはwebサイトからは取得できません。
NAS設定ツールからのみ取得できますので、トラブルが起こって管理画面に入れなくなったらアウトです。
問い合わせに使用できる言語は英語
今回、試しに日本語で問い合わせ内容を書いて、その下にそれを英訳したものを載せましたが、返信は英語できました。
台湾との時差は1時間ですので、私たちの生活時間帯とさほど差はありません。
土日はサポートもお休みのようですが、土曜日に送ったメールの返事は、台湾時間で月曜日の16時30分に送信されておりますので、返事が来るまでの時間はまずまず早いかと。
英語で問い合わせなければならないという点、比較的早く返信が来るという点は台湾QNAP社と同じですね。
今回来たメールをインチキ翻訳してみると…(原文そのまま載せるといけない気がしますので)
くまの湯sann
ご連絡をいただきありがとうございます!
おそらく、サービス/デーモンが動作を停止して、NASの反応を待っているのでしょう。
この問題を解決するためには以下のステップを踏んでください。
1. 電源を切って電源ケーブルを抜く
2. 10秒間ほど電源ボタンを押す
3. 電源ケーブルを再びさして電源を入れる。
これでも作動しない場合
1. 電源を切ってすべてのドライブを外す
2. ドライブが無い状態で電源を入れる
3. ビープ音が聞こえたら、ドライブを元に戻して、再起動する
以上を試してみてください!どうもありがとう。
さらに質問や心配事があれば気軽に訊ねてくださいね。
草々
サポート担当者の名前
訳が違ってたらすみません。
私の場合、電源が切れなかったため、やむを得ず電源ケーブルを抜き、再度電源を投入して改善しましたが、HDDにダメージが無いとも限りませんので、これは最終手段だと考えています。
英語だからかもしれませんが、文体が日本のサポートメールに比べてフレンドリーで、なんか親身になって相談に乗ってもらっているなという感じがしてなかなか嬉しいです。
担当者によっては淡々と機械的な文面の時ももちろんあるんですけどね。
一度だけではありますが、今回のサポートについては、質・返信までの速度共に満足できるものでした。
ただし、多少なりとも英語がわからないと利用できないサービスですので、そういった方は台湾製NASには手を出さない方が良いかもしれません。
日本製NASにはない自由さ、拡張性があって私は好きなんですけどね。
余談ですが、QNAPの調子が悪くなったとき、同じく英語のメールで問い合わせをしました。
なかなか改善しなかったため、TeamViewerというリモートデスクトップソフトを使って遠隔操作をしていただいた事があります。
英語でチャットをしながらのサポートでしたが、大変丁寧に対応していただいただけでなく、サポートが終了してお別れする時には「Arigato, arigato, gannbattene」と片言の日本語でメッセージを送っていただいたときには思わずホロリときたものです。