マグニフィカS スペリオレ レビュー
今回はデロンギのコーヒーメーカー『マグニフィカS スペリオレ』のレビューです。
これまでカリタのナイスカットミルで豆を挽いて、PanasonicのNC-A56やハリオのSmart7で珈琲を淹れていました。
これはこれで美味しいのですが、自分の好みの味と少し違うと感じていたのと、仕事が忙しい時には豆を挽いて、紙フィルターを折って入れて、ボタンを入れて…というなんてことのない動作が面倒になってしまいました(^^;
(それぐらいやれよという話ですが)
そんな中、Smart7を購入する際に最後に対抗馬として残ったマグニフィカを購入してみました。
前述のPanasonic NC-A56も全自動コーヒーメーカーですが、それ以上に作業が自動化されているのがマグニフィカSです。
エスプレッソメーカーですので、前提としてエスプレッソを楽しむための機種です。
日本人向けの抽出方法に対応したカフェジャポーネというモードも存在します。
ただ、こちらもドリップ式とは若干味が違います。
初めてマグニフィカSを使って淹れた時の感想としては、「???」でした(^^;
あまり感動する味ではなかったのですが、恐らくこれは新しく試した豆の味が気に入らなかったのだと思います。
(私の好みの味は、カリタのウェーブドリッパーで淹れたすっきりした味や、フレンチプレスで淹れた角の丸い味です)
その後、淹れ方の設定を色々と見直した結果(エスプレッソかロングコーヒーか、マイルドかEXマイルドか、ノーマルか、ストロングかEXストロングか、豆のひき方の度合い)、やっとこさ好みに近い味を見つけることが出来ました。
私の場合、決め手は豆のひき方の度合いを変更することでした。
標準はメモリ5で、変更は推奨されていませんが、もともと濃い味が苦手なので粗目に挽くことで飲みやすくなりました。
今回良かったのは、賞味期限の過ぎた珈琲豆のストックがあった事です。
もう捨てようと思っていましたが、これを使って設定による味の変化を色々と試してみることが出来ました。
酸化が進んだ珈琲豆は淹れると胸焼けする珈琲になりがちなので、味見用に色々な淹れ方を試してみてもいいかなと思えました。
実際に使ってみて誤算だったのは、使用後洗わないといけないパーツが思った以上に多かったという点です。
オンラインマニュアルを見ていただければよいと思いますが、5点くらいのパーツを洗わないといけないと思います。
使う際には、水タンクに水を入れてボタンを押すだけです。
結果、豆を挽く手間やフィルターを折ってセットする手間がなくなったので、休日疲れまくって何もしたくない時とか、出勤前に珈琲を淹れる機会が増えました。
また、スチームを使ってフォームミルクも作れますので、カプチーノやカフェラテなどのメニューも作れます。
これのおかげで、休日は奥さんと一緒にカプチーノを楽しんでいます。
価格が高いので購入まで数年間かかりましたが、価格に見合った価値はあるのではないかと思います。