週末を利用して皆生温泉に入ってきました。
今回お邪魔したのは『東光園』さんです。
老舗旅館やホテルの中には、宿泊客が多い時に日帰り入浴を断られる所もあります。
実際、昨年米子を訪ねた時に「どこか温泉に…」と思って、いろいろな旅館に電話をしてみるものの、繁忙期だったせいか断られる事が多く、それでもOKをもらったのが東光園でした。
東光園の魅力と言えば、皆生温泉で唯一、弱アルカリ性の泉源を持ち、弱塩類泉とあわせて二種類の異なった温泉を楽しむ事ができるという点に尽きます。
〜 それではここから温泉レビューです 〜
1.脱衣所
T字カミソリや櫛、ヘアトニックなどアメニティが充実しています。
鍵つきロッカーもありますが、大きくはないため、財布や鍵・眼鏡など手回り品しか入れられません。
相方が出るのを待つのにタブレットを…なんて持っていくと、置き場に困ります(笑)
2.洗い場
カランもたくさんあるため、繁忙期もそんなに待つ事も無いでしょう。
アロマシャンプー・リンス・ボディーソープがあります。
こちら、洗い終わったら結構体中がオイリーな感じになって、まるでボディービルダーの方がオイルを塗ったかのような感じになります。(…単に私の肌がオイリーだっただけかもしれませんが)
しっかりシャワーを浴びて泡も落とした状態でも、結構身体がテカテカしていたので、こんなものなんだろうな…と思いつつ、一路露天風呂へ。
露天風呂は弱アルカリ性の、洗浄力の強いお湯です。
入った瞬間、体中のオイリーな感じがスーーッと引いていく感じがしました。
かなり主観的な感想になってしまいますが、洗浄力の高い素敵なお湯です。
こちらの外湯で良い点は、源泉の温度が低い事。
所謂冷泉だと思います。
一般的に皆生温泉は高温泉が多いため、加水が必須ですが(内湯はそうです)、外湯に限っては逆に加温という処理がなされているため、これによって泉質が若干変わる事はあったとしても、薄まる事はありません。
次は内湯です。
皆生温泉らしい塩湯ですね。
塩分濃度はそこまで高くないと思いますが、(島根県出雲市のえんや温泉などは、顔にお湯をかけただけで、飲まなくても塩っからさがわかりますが、こちらはそこまで感じませんでした)、体中がポカポカになる良い湯でした。
以前訪れた時にどこかに書いてありましたが、この弱塩類泉と弱アルカリ泉の組み合わせが抜群に良いのだとか。
特に意識をしていた訳ではありませんでしたが、普段以上に長湯をしてしまいました。
最近一番のあたり温泉でした。
最後に気になる塩素ですが…多分塩素系の消毒はしていないのではないかと思います。
たぶんと書いたのは、HPを見る限りでは「源泉掛け流し」となっていますし、実際塩素の臭いもしませんでしたし、実際に脱衣所にあった成分表示を見ても、温泉に影響を与えるものの項目に塩素が無かった(塩素に寄る消毒は無しとの表示あり)ためです。
ただし、脱衣所の成分表の紙が貼ってある下の壁にプリントされていた文字に、「温泉に影響を与える項目:循環・塩素」と書いてあり、これはよく温泉に貼ってあるような共通パンフレット的なものなのか、それとも東光園でそうなのか…というのはイマイチよく解りませんでした。
ともかくも、入湯料は1000円と割高ですが(でも旅館系なら標準か…)、それだけ払っても惜しくない良い温泉でした。
妻も満足だったようで、一時間以上入っていました。