職場のファイルサーバが壊れました。
内蔵HDDはRAID1(※1)で使用しており、さらに外付けHDDにサーバのバックアップもとっておりました。
ところが内蔵HDD両方共が故障、場合によっては外付けHDDにとっていたはずのバックアップも使えなくなるかもしれない(※2)という最悪の事態に。
つくづくバックアップの大切さと、限界を感じました。
※1 RAID1…2台のHDDに同じ情報を記録しているので、どちらかに障害が起こってもデータのリカバリが可能。
※2 Windows Serverの定時バックアップ中に障害が発生したので、バックアップファイル自体が壊れているかもしれませんでした。
これは職場で起こった事なので業者に対応してもらいましたが、家で使っているNASとかに障害が発生したら困りますね。
家庭で使うNASの耐障害性を高めるという意味においては、RAID1やRAID6を使うというのも1つの手だと思います。
また、多くのNASは外付けHDDの接続と、そこへのデータのバックアップもサポートしていると思いますので、そちらでデータのバックアップをとるのも有りだと思います。
私もNAS導入時には色々と考えましたが、上記のどちらの方法をとっても、デメリットはあるんですよね。
1.RAID1かRAID6の使用
どちらの方法でも、HDDの総容量の半分しか使えないという欠点があります。
大容量のHDDを使いたい場合など、地味に手痛いです。(RAID5というやり方もあるようです。)
2.外付けHDDへの保存
今回の記事は、2ベイ以上のHDDを考慮して書いています。
ということは、4TBのHDDを2台利用すると8TBの容量が確保できるわけですが、8TBの容量を持った外付けHDDはそんなに無いと思います。
HDDケースを使って、同じ構成の外付けHDDを作ってしまうのも1つの手ですが、4TBのHDDを4台購入したら、軽く10万近くかかってしまいます。
外付けHDDもバスモードでは無理でしょうから、電源が必要となるとランニングコストも上がりますね。
ということで、我が家では2ベイのASUSTORとQNAPの両方を使っています。(※3)
双方に違ったデータが入っており、それぞれRAID0で使用しています。
障害が起こった場合の保証は一切ありませんが、メーカーを変えれば、同時に2台とも故障が発生するリスクも減らせます。
一時期4ベイ製品をRAID0でとも考えましたが、RAID0で運用した場合、そのうちの1台でも障害が起こると、全てのドライブが使えなくなってしまうため、断念しました。
電気代を考えると4ベイRAID0が一番いいのですが、さすがに4TB×4=16TBが1度の障害で使えなくなると泣くに泣けませんからね。
※3 うちに2台のNASがあるのは、耐障害性を考えたわけでは無く、ただ単に物欲に負けたからです(笑)