NASの静音化を考える(1)
「NAS」「静音化」というキーワードでいらっしゃることが多いので、再びこの話題を取り上げてみたいと思います。
前回の投稿内容とかぶる部分もありますが、何らかの参考になれば嬉しいです。
1.今ある機器をそのまま使う
手軽に出来る安上がりな方法です。
ただ、動作音自体が変わらない以上、設置する環境を変えるほか打つ手はありません。
(1)押し入れやクローゼットの中に入れてしまう
一定の効果はありますが、デメリットもあります。
空気の入れ替わりが少ない&湿度の高い環境ですので、カビ対策として換気などには気をつけないといけないと思います。
準備するモノとしては長めのLANケーブルでしょうか。
(2)別の部屋に設置する
寝室やリビングでNASの音が気になるなら、近接する他の部屋に設置するという手のあります。
我が家の場合、寝室にネットワーク機器があり、隣のキッチンにNASを置いています。
ドアではなく襖で部屋が仕切られているので、平べったいLANケーブルで有線接続しています。
(3)吸音シートや劇落ちくんを使う
本体に吸音シートを貼ることで、一定の効果が見られる場合があります。
注意事項としては吸気口を塞がないこと、設置前と設置後で内部温度に変化がないかをしっかりと確認することが挙げられるでしょうか。
NAS管理画面で内部温度が確認できる機種もありますので、是非とも活用してみてください。
また、色々なサイト様でも紹介されていますが、NASの下に劇落ち君を敷くという手もあります。
本体の振動を吸収してくれるので、やや動作音を抑えることが出来ます。
ただ、気になる動作音の種類にも色々ありますので、これを敷いたら全てが解決…とは思わない方が良いでしょう。
(4)中継器等を使う
安定性という面ではオススメしませんが、どうしても離れた部屋に設置したいという事であれば、中継器などを使うという手もあります。
我が家で使ったことがあるのは以下の2機器です。
1)中継器:TP-LINK RE650
2)メッシュWi-Fi:ORBI
ネットが届きにくい場所があるため、中継器やメッシュWi-Fiを導入しています。
有線LANが挿せるモデルであれば、遠くの部屋にNASを設置する事も可能です。
個人的な感想として、安定度は『メッシュWi-Fi>中継器』かなと思います。
ただ、設置場所や環境によって安定しない場合がありますので、こちらも万能選手というわけではありませんね。
安定性を考えると、このような末端のネット機器に繋ぐというのは正攻法ではないと思います。
次回の記事では「機器の新調」を前提とした対策をご紹介します。