この度スマートリモコンデビューをしました!
思いの外便利だったので、長所と短所をあわせてご紹介したいと思います。
リモコンの数を減らしたいという方、参考になれば幸いです。
なお、当記事で扱うのはRatoc製とNature製のスマートリモコンになります。
1.スマートリモコンって何?
家中にある家電をスマホ1台で操作できる夢のような道具です。
AlexaやGoogle Assistantに話しかけて操作することもできます。
こんな風にいうと聞こえはいいのですが、万能ではないのでちょっと注意が必要。
操作できるのは原則『赤外線リモコンで操作できる機器』のみで、音声での操作でできることも限られています。
でも、実際に使っているとコレ無しでは過ごせないくらい便利です!
2.スマートリモコンとの出逢い
ある日、《ラトックプレミア楽天市場店》というお店から身に覚えのない小包が届きました。
中身はこちら、RS-WFIREX3という製品です。
こちらのお店では以前HDMIセレクタを購入していて、なかなか気に入ったのでレビューを投稿していたんです。
その時点で『ラトック製品(再生品)プレゼント企画』に自動エントリーしていたらしく、ラッキーなことに当選してしまったようなのですね。
スマートリモコンは以前から気になっていたので、飛び回って喜びました(笑)
ラトックプレミア楽天市場店様、本当にありがとうございます!!
こちらを試してみて凄く良かったので、Amazonのセールを利用してNature製のスマートリモコンも購入してみました。
スマートリモコンの信号は赤外線を利用しており、壁を越えて機器を操作することはできません。
設置したい部屋が二部屋あり、せっかくなので他社製品も試してみたいと思い、Nature Remo mini2を購入してみました。
3.本体&スマホアプリの出来&AIスピーカーとの連携を比較!
リモコンアプリのUI
以下はスマホアプリでSONYブラビアのリモコンを呼び出した画面になります。
突然ですが、どちらがお好みですか?
上がNature社製、下がRATOC社製、です。
家電がアプリに登録されていたら、上記画像のようなリモコン画面を呼び出すことができます。
テレビに関しては、個人的にはRATOC社製の方が使いやすく感じました。
ただ、こちらに関しては好みもあるので何とも言えませんね。
リモコンの登録方法について
スマホアプリにリモコンを登録する方法は両者もほぼ同じです。
1)アプリ上にリモコン情報(プリセット)が含まれている場合
Ratoc
家電の追加→追加したい家電の型番を選ぶ→登録完了
Nature
家電の追加→スマートリモコンに向けて登録したいリモコンのボタンを押して型番を判定→登録完了
2)プリセットが存在しない場合
家電の追加→家電のカテゴリーを選ぶ→スマートリモコンに向けて登録したいボタンを一つずつ押して、すべて手動で登録
実際に使ってみて、アプリのUIや小回りのききやすさはRatocの方に軍配が上がると感じました。
Ratocの場合、プリセットで自動登録をした場合であっても、ボタンに割り当てる機能を変えることができます。
たとえば、BlurayレコーダーのプリセットはRatocにはありますが、Natureにはありません。
我が家で使っているDIGAの型番はRatocアプリには登録されていませんでしたが、どの型番にも使うことができる"DIGA"というプリセットがあるので、こちらで登録をしました。
基本的には不便無く使うことができましたが、私が一番よく使う『チャンネル録画一覧』というボタンがありませんでした。
DIGAの一部モデルには全録機能があり、現在4チャンネルを2週間分保存する設定にしています。
時間があるときにこちらから好きな番組を選んで見ています。
(番組表でも同じことができますが、チャンネル録画が設定している以外のチャンネルも表示されるので、全体的に文字が小さくて見づらくなります。)
リアルタイムの番組はテレビのリモコンで操作すれば良いので、DIGAの『番組表』ボタンに『チャンネル録画一覧』を割り当てました。
Natureではこのような再学習をすることはできませんし、プリセットに含まれないものに関しては、ただひたすら1つずつアイコンに機能を割り当てていくことになります。
AIスピーカーを使った操作
Amazon EchoとGoogle Nest Miniを持っており、現在Natureの方をAmazon Echoで、Google Nest Miniを制御しています。
AIスピーカーについては、AmazonとGoogleは好みで選んで良いと思います。
個人的にはAmazon Echoの方が人工音声の喋り方が滑らかで好みです。
音声での操作をメインに考えているなら、圧倒的にNature Remoをおすすめします。
RatocにせよNatureにせよ、前述の通りリモコンの全機能(あるいは必要な機能)を一括で登録します。
登録したいリモコンに「テレビ」などの名前をつけて、こちらの名前とリモコンの機能を紐付けします。
Ratocの場合、プリセットを使った一部カテゴリーの製品(テレビ,エアコンなど)のみ音声での操作が可能です。
また、音声でそうできる内容は限られています。
たとえば、「エアコンをつけて」「エアコンを27度にして」など。
「風量をパワフルにして」など、想定されていない指示はできません。
Nature Remoも原則そうなのですが、こちらには裏技が使えます。
前の例でいうと、「テレビ」というラベルの下には、テレビを操作するためのすべての情報が格納されています。
ただ、そうせずに「一つのラベルに一つの機能だけを登録する」こともできます。
たとえば、うちで使っているPanasonic製のエアコン。
Remoアプリにプリセットはあり、スムーズに登録できましたが、「パワフル(風力を最強にする)」ボタンはついておらず、風力設定も若干本家リモコンとは異なります。
ですので、手動登録で「パワフル」というラベルにパワフル機能1つだけを割り当てました。
そうすれば、「Alexa、パワフルをONにして」といえば風量をパワフルにすることができます。
Ratocの場合もアプリへの登録はできますが、音声による操作には対応していません。
4.ぶっちゃけスマートリモコンって必要??
何のためにスマートリモコンを使うかによって、便利と感じるかどうかは大きく変わってくると思います。
実際に使って便利だった場面はこんな感じ。
・リモコンが離れたところにあって取りに行くのがちょっと面倒。そんな時に手元のスマホで操作できたら凄く便利!
・使用頻度の低い機器は原則スマホで操作。リモコンの数も減るし、部屋もすっきり!
・テレビの電源オン、チャンネル切り替え、エアコンの操作など単純なものは音声操作で。作業しながらでも簡単操作!
寝室で横になっている時にエアコンの操作をしたい、でも手元にリモコンがない・・・なんて時にも地味に便利です。
ただ、頼りすぎるとどんどんダメな人間になっていく感がハンパないです(笑)
逆に、ありがちだけどやめた方がいいのが「家中のリモコンをスマートリモコンに集約して、リモコンを減らしたい」というパターン。
リモコンが使いやすいのは物理ボタンがあって凹凸があるからなんだ、ということを思い知らされます。
特にテレビの番組表の操作など、何度もボタンを押さないといけないものは地味にストレスがたまります。
また、製品によって時間は異なりますが、ボタンを押した後に若干のタイムラグが発生します。
細かい操作にはあまり向かないと思うので、上記のような補助的な用途で使うのが良いと思います。
以上スマートリモコンのご紹介でした!