新型MacBook pro retina 15inch を買いかけましたが、何とか自分に「手持ちのMac mini+モバイルディスプレイで同じ事が出来るから」と言い聞かせて(笑)、USBモニターの1502iを購入しました。
今回はこのモニターを使ってどの程度の事が出来るかを検証してみたいと思います。
購入を検討していらっしゃる方は参考にしてください。
1. 電源供給について
専用の電源ケーブルはありません。
付属のmicroUSBに付属のACアダプタを接続して、コンセントにさせば完了。
ですが、モバイルモニターという事で、コンセントレスな使い方を期待していらっしゃる方もいらっしゃるはず。
そこで、モバイルバッテリーが使えるかどうか実験してみました。
【通常のPCでの利用】
SONYのCYBERENERGYを使いましたが、二股のUSBケーブルの片方をさすだけで十分使えました。
ただしYoutubeで動画を再生するなど、本体のスピーカーを利用するシーンでは、突然電力不足で電源が切れる事がありました。
対処法としては、二股ケーブルに2台のモバイルバッテリーを接続して使うというものと、純正の電源ケーブル(上記付属品)を利用するというのがあります。
CYBERENERGYの場合、USBケーブルが2本させますが、それでは状況が改善しませんでした。
2本刺しの場合、最大出力の関係で電力不足になるのでしょう。
2. それぞれの機器での利用について
【PS4】
奇麗に映りました。
プレイも支障無く出来ます。
電源はモバイルバッテリー2台使いました。
純正電源ケーブルでも問題ないかと思います。
【Windows7機】
二股ケーブルを二本ともPCにさしました。
パソコンとディスプレイをHDMI+USBケーブルで繋ぐ事によって、タッチパネル(公称2点タッチ)が可能になります。
実はコレが一番おいしいと思いました。
画面のスクロール時などには若干のもたつきは無いとは言えませんが、非常に快適に使えます。
ただ、文字の入力はスクリーンキーボードになるので、本体を使うか、ワイヤレスキーボードなどを使うとよいかと思います。
大画面故にジャキが見えたりしますが、元々そんなに綺麗に見えていた訳ではないので、個人的には問題なしです。
3. Mac
実はコレをやってみたいが為に買ったと言っても過言ではありません。
Windows系OSは若干色味が薄いかな…と思っていましたが、Macを繋いだ瞬間、その重厚な色合いに感動しました。
retinaには遠く及ばないかもしれませんが、モバイルディスプレイであるという点を考えれば、十分満足できるのではないかと思います。
もともとワイヤレスキーボード&マジックトラックパッドですので、通常のMacを使うように使えます。
4. ポータブルメディアプレイヤー cowon V5
本体付属のHDMIケーブルは独自使用で、本体と接続する端子が独自規格になっていますので、接続にはちょっと苦労します。
今回、電源レスのHDMIセレクターがあったため、それに繋いで使いましたが、ここで問題発生。
手前で準備したHDMIケーブル(タイプAオス+タイプDオス)だと映像・音声ともに正常に伝送されず、使い物になりませんでしたが、純正ケーブルを使えばOKでした。
電源はモバイルバッテリー2台でも純正ACケーブルでもOK。
ちょっと焦りました。
富士通ARROWSTab QH55/Mです。
純正HDMIケーブルでないと正常に動作しませんでした。
8.1の場合、10点マルチタッチ対応ですので、On-Lapをタッチ操作する事でフル機能が利用可能です。
ただ、コイツだけは映像が鮮やかすぎたか、見ているとちょっと目が疲れる気がしました。
色の調整も出来ますが、そんなに高度な設定は出来ませんので…
6. Androidタブレット SONY EXPERIA TABLET S
開発者向けに専用ドライバーが出ているようですが、私は開発者ではありませんし、別途申請が必要なため、手持ちのHDMI変換ケーブル(純正)を使いました。Androidなのにデスクトップは林檎です(笑)
こちらは背景画像のジャキがやたら目立ったりしましたが、仕様を考えると仕方が無いかもしれませんね。
Youtubeなどを見る分には、パソコンなどと同様非常に綺麗に見る事が出来ます。
3. 音質について
レビューを見ると「音が悪い」と書いてあったので、思わずJBL CHARGEを追加注文してしまいましたが、結論から言うと「思ったほどは悪くない」です。
この手のスピーカーにありがちな、一言で言うと「ありがちなドンシャリの低音抑えめ」でしょうか。
中音域はそこまで伸びません。
ただし、今まで何度かスピーカー付きのディスプレイを使った事がありますが(EPSON純正、MITSUBISHI Diamondcrysta)スピーカー付きのディスプレイに比べたら「聞くに堪えない」ほどではないと、私自身は思いました。
ただし、これは主観による所が大きいので、人によって感じ方は違うと思います。
上記レビューにも書きましたが、ディスプレイ内蔵スピーカーを使うと、場合によっては電力不足に陥る事があります。
4. 画質について
これも人によって感じ方は様々だと思いますが、私の個人的な感想を申し上げれば「悪くない」の一言につきます。
画面が大きい事で、ジャキが目立ったり若干ボンヤリした画像になる事はありますが、手持ちの機器からして元々の画質がそこまで高くないため、そこまで気にはなりません。
画質至上主義の方でなければ、そこまで不満を抱く事無く使える品質ではないかと思います。
5. 総評
私のような人は多いと思いますが、今回はASUSのMB168B+と迷っての購入でした。
値段は倍以上On-Lapの方が高いです。
ただし、MB168+はWindows/Mac機としか接続できないという点、またTN液晶であるが故に、角度による映像の変化が著しいという2点からOn-lapにしました。
On-LapはIPS液晶であるため、視野角度による映像の変化が比較的少ないです。(もちろん変化はありますが、TN液晶ほどではありません)
よって、TV的な利用の仕方が出来るのは、On-Lapであると判断しました。
まだ買ったばかりなのでわかりませんが、耐久性さえあればなかなか使える魅力的な製品化と思います。
唯一の誤算はサイズでした。
横43cm×縦25cmで、コイツが入るPCバッグがなかなかありません(^^;
困りました…
あと、購入先は慎重に。
楽天で検索していて、延長保証がついて在庫があるのはJoshinだけだったので、Joshin楽天店で買おうと思っていましたが、Joshin独自運営のネット店舗から買ったら3000円ほど安くかえました。
公式サイトの方が安い場合もありますので、よくよく研究してみてからのご購入をお勧めします。