先日購入直後のレビューを投稿しましたが、しばらく使ってみて気づいた事を書いてみます。(前回の記事は当記事下部のリンクからどうぞ)
HDMI出力機能について
AS-202TEにはHDMI出力がついているため、テレビに接続するとメディアプレイヤーとして使うことができます。
[既報の問題点]
動画のエンコード設定によっては音ズレが発生する場合があります。
フレームレートを29.97で固定するとうまくいく場合が多いです。
[その他気づいた問題点]
XBMCを使用して動画を見た後、しばらく放置していたらフリーズしました。
マウス入力も受け付けませんし、物理的な電源OFFも不可。
ただし、NASとして他のパソコンからアクセスする事は出来ました。
対処法としてまずかったのは、管理画面から「再起動」を選ぶこと。
私の環境では再起動が延々と終わらず、コンセントを抜く羽目になりました。
管理画面から「シャットダウン」を選んだ場合、再度電源を入れても特に問題ありませんでしたので、こちらをお勧めします。
iPadでYoutubeを見ていると、AirPlayの項目からAS-202TEを選択することができたので、試しに選んでみると、何とテレビからYoutubeを見ることができました。
しかし喜ぶのもつかの間、動画再生が終わった後、フリーズをしてマウス入力を受け付けなくなりました。
上記対策で復帰しましたが…1GHzCPUのせいか、ソフトウェアまわりの問題か…
ASUSTORを選ばれる方は、HDMI出力をあてにしてらっしゃる方が多いと思いますので、一応以上のことを了承されたうえで購入されるとよいと思います。
個人的な感想ではありますが、フリーズは困ったものですが、音ズレなどにはある程度対応可能ですので、使用する価値は十分あるかと思います。
安定性について
QNAPとの比較になりますが、通常運用時の安定性に差は無いと感じました。
別記事にも書きましたが、動作音はASUSTORの方が小さいものの、HDDにアクセスする際にゴロゴロ音がする音量はASUSTORの方が大きい気が…両方ともWesternDigitalのNAS用HDD”RED”を使っていますが、こちらの個体差かもしれません。
飽くまで私が持っている個体に限っての話ですが、有意な差は電源投入時の安定性でしょうか。
QNAPの場合、電源投入時にLANアクセスランプがつかず、QFINDERからNASを発見できない事たあります。
この場合の対処法としては、管理画面からのシャットダウンができないため、物理的に電源を切り、再起動するしかありません。
短期間で復活することもあれば、復活まで時間がかかる場合もあります。
この点、ASUSTORでは今のところ同様の問題は発生しません。
ネットワークドライブへのアクセスのしやすさ
現在QNAPとASUSTORを併用しています。
QNAPの場合、QFINDERを使ってNASにアクセスし、NAS上のフォルダを右クリックしてネットワークドライブの設定を行えば、いつでもマイコンピュータから任意のフォルダにアクセスできます。
ASUSTORの場合少々癖があるようで、ASUSTOR Control Centerを使ってマウントしたいNAS上のフォルダを選び、ネットワークドライブの設定をする必要があります。
先日やっていて気付いたのですが、ASUSTOR上のフォルダをネットワークドライブに設定したにもかかわらず、何故かQNAPのドライブがマウントされているケースが何回かありました。
まあそんなに頻繁に使う昨日でもありませんし、一度成功すれば当分は問題ないので良いのですが…あと、ASUSTOR Control CenterとESET Smart Securityとの相性が悪いため、同ソフトを起動するには、一時的にESETを無効化する必要があります。
現在キヤノン(ESET代理店)に相談中ですが、5~6回やりとりしても有効な解決法は見つかっていません。
ダウンローダーの性能
トレントは使いませんので、ネット上のファイルをダウンロードする際にしか使いませんが、管理ソフトについているダウンローダーの安定性はQNAPの方が高いと感じました。