この記事はWindows全般で遭遇するBluetoothペアリングに関するトラブルの対処法についての記事になります。
最初固有の機種名がいくつかでますが、気にせずスクロールしてください。
つい先日、クラウドファンディングで超薄型PCモニター“PROMETHEUS”を購入しましたが、その際にうっかり薄型キーボード“RAPOO E6080”も注文してしまいました。
注文した際には、まさかこれがOSの入れ替えに発展する大事になるとは思ってもいませんでした・・・
RAPOO E6080は3台のパソコンを登録でき、切り替えて使用することが出来ます。
Windows10のNUC(超小型コンピュータ)とは難なくペアリング出来、Mac mini late2012とも試行錯誤していたらペアリングに成功しましたが、SycomのBTOパソコンとは何度やってもうまくいかず・・・
現象としては2点。
ペアリングモードにすると"RAPOO BLE KB"と"RAPOO BT3.0K"の2つが接続候補として出てくるが、前者は否応なしにはじかれ、後者はパスコードの入力まで入っても接続が非常に不安定で、再起動するだけで繋がらなくなります。
サポートに問い合わせようとも考えましたが、BTOパソコンという時点で「固有の問題」と切り捨てられる可能性があり、いろいろと試してみました。
この機器に限らず、Bluetooth機器全般のトラブルで使える対策かと思いますので、備忘録を兼ねて紹介しておきます。
【PC情報】
BTOパソコンですが、ASUSのX99-PROマザーボードを積んでいるのでBluetoothは問題ないはずです。
OSはWindows8.1でした。
【対策その1】
Windowsアップデートで可能な限りの更新をしましたが、状態は変わらず。
この時点で、もしお手持ちの別のBluetooth機器があれば、そちらを正常にペアリング出来るか確認することで内蔵Bluetoothアンテナの不具合か、それともペアリングしたい機器の不具合かの切り分けが出来ます。
【対策その2】
何を考えていたのかよくわかりませんが、Windows8.1にあまり満足していなかったため、Windows10にアップグレードしてしましました。
完全に検証し切れていないですが、今のところOSをアップデートしたことによる大きなトラブルはありません。
・・・が、ペアリングの問題は一切解決していませんので、問題はOS以外にあると考えざるを得ません。
【対策その3】
この時点で、パソコンに内蔵されているBluetoothアンテナに何らかの問題があるのではないかと考えました。
理由としては、Bluetooth設定画面を見ていて、やたらとペアリング出来る機器が現れては消えたりするので、安定性に問題があると考えていたからです。
ただ、これに関しては別のBluetooth機器をペアリングしてみることで問題の切り分けは出来るはずなので、面倒がった自分に全面的な非があります(^^;
最寄りの電器屋さんでBluetoothアダプタを買い、接続してみました。
しかし、問題が解決する素振りはありません。
多分ですが、内蔵アンテナと外付けしたものがかみ合っていないのではないかと思います。
以下の対応は自己責任で行ってください。
その場合、マイコンピュータで“PC”右クリック→プロパティ→ デバイスマネージャー→デフォルトで入っているBluetooth関係を「無効」にします。
アンインストールや削除を選ぶと、問題が別にあった場合の復旧が難しくなります。
その後、外付けBluetooth機器を取り付けますが、OS依存の設定をするのではなく、機器固有のBluetoothソフトウェアスタックを使って設定します。
これによって、我が家では正常にキーボードが使えるようになりました。
この記事もRAPOO E6080で書いています。
Bluetoothで問題が発生した場合は、複数の機器とのペアリングを試し、機器固有の問題かパソコン本体に起因する問題かを切り分けた方が何かとスムーズですが、それがかなわない場合はBluetoothアダプタなどを試してみるのも一つの手です。
内蔵アンテナと競合する場合は、内蔵のものを無効にすることで内蔵アンテナに問題がなかったと解った後の対処が容易かと思います。