今回はGoogle Nest Hub第2世代のレビューです。
スマートディスプレイ初心者の視点から色々書いております。
- 1.はじめに
- 2.勘違いしていたこと
- 3.初期設定で出会いそうなトラブル
- 4.購入前には解らなかった嬉しい機能
- 5.ちょっと意外だった本体性能
- 6.クラウドサービスを活用して出来ることを増やそう
- 7.最後に
1.はじめに
Google Storeより半額クーポンを頂いたので、ついついポチってしまいました(笑)
現在使っているGoogle Nest miniも同ストアの無料クーポンで頂いたものだったりします。
詳細なレビューは色々な方がなさっていますので、この記事ではスマートディスプレイ初心者の視点から気づいたことを書いてみたいと思います。
2.勘違いしていたこと
購入前はスマホのデカい版かと思っていましたが、実物は全く違っていました。
タッチディスプレイで操作は可能ですが、Playストアからアプリを入れることも出来ませんし、音声入力以外の文字入力(バーチャルキーボードなど)も不可能です。
各種クラウドサービスと連携することで出来ることは増えますが、デフォルト状態ではスマホのような自由度はありません。
購入前に色々と下調べはしましたが、未体験の製品ゆえ、何だか良くわからないというのが正直なところでした。
3.初期設定で出会いそうなトラブル
(1)デバイスの名前が変更できない
設定はスマホからHomeアプリを使って行います。
途中で本体の名前(愛称)を設定する場面がありますが、ここできちんと設定せずに進めると、『リビング』などの「設置場所」の名称がそのまま登録されてしまいます。
変更するには以下の手順で良いはずですが、変更確定してもうまく名前が変わりませんでした。
自宅に複数のGoogle製品(特にHomeで管理するもの)がある場合は、解りやすい名前をつけておいた方が便利です。
どうやらレビューサイトでも同様の症状に悩んでいる方の投稿を見つけましたので、既知の問題のようです。
私の場合上のやり方を数回試しましたがダメでしたので、初期化して再度セットアップしました。
(2)ニュースの設定が良くわからない
朝身支度する際など、Youtubeのライブニュースを再生して聞いています。
たいした面倒もないのですが、Nestを使えば更に楽になるかな、と思って試してみました。
「OK Google、ニュースを教えて」と話しかけるといくつかニュースを聞かせてくれますが、短いニュースをいくつか教えてくれるだけですぐに終わってしまい、設定を変えたいなと思いました。
こちらもHomeアプリを使って設定を変えますが、デバイスごとの設定ではなく、アカウントごとに設定をする形になります。
Homeアプリ⇒右上自分のアカウント⇒アシスタントの設定⇒ニュース
こちらから聞きたいニュースを選んだり、再生順を変えたりすることができます。
(3)初期設定時に音楽サービスの設定をし忘れた場合
Homeアプリ⇒右上自分のアカウント⇒アシスタントの設定⇒音楽
(4)自分の名前を変えたい
Googleアカウント上のニックネームを変えなくても、スマートディスプレイ上に表示される名前を変更することが出来ます。
Homeアプリ⇒右上自分のアカウント⇒アシスタントの設定⇒ニックネーム
4.購入前には解らなかった嬉しい機能
現在Android TVを搭載したスマートテレビを使っています。
Homeアプリを使ってセットアップしていると、テレビもAndroidデバイスとして認識されたため、試しに設定してみました。
そうしたら何と、Google Nest miniだけで音声操作が出来るようになってしまいました。
電源オン・オフ程度しか使っていないため、どの程度音声で操作ができるか解りませんが、地味に便利です。
別記事に書きましたが、実はスマートリモコンを使って同様の操作が出来るようにしていたため、それを使わなくても操作ができるというのは地味に嬉しいです。
『既に設定しているならいいじゃないか』と思われるかもしれませんが、miniで使えていた機能が、hubに変えてからうまくいかないことがあったんです。
《miniで正常に動作していた機能》
RATOC社のRS-WFIREX3にAndroidTVのリモコンを登録して、電源のオンオフやチャンネルの切り替えを音声で行っていた。
《hubに変えてからの挙動》
こちらの音声コマンドは実行されるが、実行後ディスプレイ上に「テレビはそのモードに対応していません」というエラーメッセージが表示される。
使えていたので良いのは良いのですが、毎回エラーが出てくると基が萎えます。
また、「そのモードに対応していません」というエラーメッセージが出るということは、Nest自体にテレビの操作を管理する機能が何らか搭載されているのではないか、と考えていたらあたりでした。
ちなみに、指示通りセットアップするとテレビの型番が表示されますが、音声コマンドを実行する度にAIが型番を読み上げるので、上記のやり方でテレビのデバイス名を変更しておくことをおすすめします。(テレビ、ブランド名など)
5.ちょっと意外だった本体性能
半額で購入しておいてあれやこれや言うのも何ですが、本体のスペック自体は低めかと思います。
タッチ操作をしていてももたつきますし、AIがこちらの音声コマンドを理解するのに少し時間がかかります。
コマンドを発生した後、ワンテンポ遅れて実行される感じです。
(レスポンスの悪さに関してはある程度原因がわかりました!別記事にて改善のやり方を紹介したいと思います。)
ただ、前述の通りスマホやタブレットとは全く違ったアプローチの製品で、自由度もさほど高くはありませんので、過剰なスペックは必要ないのかな、と思いました。
6.クラウドサービスを活用して出来ることを増やそう
ディスプレイがついていますので、何か作業をしながら動画を見たり、ベッドサイドに置いて使うのに便利だなと思います。
メインで使うには少々小さいかなと思いますが、サブで使う分には邪魔にならないちょうど良いサイズかな、と使ってみて思いました。
ディスプレイとは全く関係ありませんが、地味に便利に使っているのがIFTTTとの連携です。
コロナ禍で朝晩の検温と記録をしなければならないのですが、検温はしても紙やアプリに記録するのが面倒で・・・昨年末からGoogleアシスタントを使って音声で記録するようになってから、毎日きちんと出来るようになりました。
「OK Google、今日の熱は○○.○」と呼びかけたら、Googleドライブ上のスプレッドシートに時間と体温が自動で追記される設定で運用しています。
詳細は割愛しますが、「IFTTT 体温 記録 Googleアシスタント」で検索すれば、詳細にやり方を解説してくださっている素敵なサイト様が見つかると思います。
ちなみに、最初は「今日の体温は・・・」と呼びかける設定にしていましたが、私の滑舌が悪いのか、体温とタイマーを聞き間違えられることが結構あったため、「今日の熱は・・・」と言ったら記録されるようにしました。
また、先ほどスマートリモコンについて書きましたが、IFTTTと連携して音声コマンドが使える場合もありますので、色々と調べてみると奥深いです。
機器によってはスマートプラグを使って電源のオン・オフの管理も出来ると思います。
ただ、組み合わせる機器によっては事故に繋がる場合もありますので、マニュアルを熟読してから使うようにしてください。
恐らく全スマートプラグで禁止されているのが暖房機器などでの使用だと思います。
使い方によっては火事に繋がりますので、絶対に使用しないでください。
7.最後に
7インチ程度のディスプレイでYoutubeを見たり、デジタルフォトフレームとして活用したい場合であれば買いかと思います。
単にスマートスピーカーを使ってみたいだけなら、まずはお試しでGoogle Nest Miniを使ってみるのも手です。
ただ、プロモーションで半額になったり、場合によっては無料になることもあるので、価格はきちんと調べた上で購入しましょう。