以前の記事でも書きましたが、Intelの提唱するPCの新しいスタイルに”Always Connected PC”というものがあります。
これは、インターネットに常時接続されており、電源を入れたらすぐに使え、バッテリーの持ちも良いPCを指します。
大変惹かれるコンセプトではあるものの、LTEの契約をしなければならない点が気になり、それならタブレット+キーボードで同様のことができないか、と考えました。
試してみたのはiPad pro 12.9インチ(第一世代)+smart keyboardです。
第2世代のiPadが理想的ではありましたが、値段がかなりはるので、再生備品の第一世代の製品を購入しました。
実際に使ってみたレビューをしてみたいと思います。
≪実際に使ってみて予想外だったこと»
画面が大きくなったことで、細かいところまでよく見えます。
たとえば、Youtubeのアプリを使っていて、勢いよくスクロールをすると引っかかり感が目立ちます。
ケチって第1世代を買ったせいかと後悔しましたが、所有している第2世代のiPad pro(10.5 inch)やandroidタブレットでも同様の症状が確認されたので、世代の問題ではないようです。
ただ、第2世代のiPad pro 12.9インチはディスプレイが120Ghz駆動なので、第1世代よりヌルヌル動くのは間違い無いと思います。
要するに、画面が大きくなったせいで、今まで気にならなかったことが気になるようになったということですね。
また、ディスプレイにグレアの保護フィルムを貼ったせいもあると思いますが、仕様位置によって照明の写り込みがかなり気になります。
タブレットとして手持ちで使う分には、角度などを調整できるため気にならないかもしれません。
ただ、smart keyboardとセットで使うと、角度調整が原則できないため、照明が映り込むと目が疲れて仕方がありません。
気になって仕方がなかったので、アンチグレアのフィルムに張り替えましたが、やはり気になるものは気になります。
冷静になって1つ気づいたことがあります。
ディスプレイをある程度離して使えば、これらの問題は解消される可能性が高いです。
離して使えばスクロールのひっかりは大して気になりませんし、写り込みも案外避けられます。
ただ、指での操作がややけだるい感じなので(ある程度手を上げないといけないので)、そこはapple pencilを使うことによって避けられると思います。
結論に至りますが、12.9インチiPad proをパソコンの代用品として使うことはアリだと思います。
前提として、オフィス系のソフトの使用が前提のビジネスユースでは『無い』ことが最低限の条件だと思いますが。
オフィスのモバイル版はありますが、それでもWindows版には劣ると思います。
インターネット閲覧、メール、音楽や動画の視聴がメインのライトユースであれば、十分に代用可能です。
NAS上の動画を楽しみたければ、PlayerExtremeなどのアプリを使えばOKです。
(ただ、動画ファイルのエンコード方法によっては再生できない場合もあります)
動画のエンコードなど、さまざまなことをしたければ、当然タブレットでは足りませんが、上記用途で十分ならばこちらを試してみる価値は十分あるかと思います。
余談ですが、smart keyboardとApple Pencilを併用するなら、Apple Pencilのスタンドはあって損はないと思います。
机の上に置いておくと、手に取るのが面倒でなかなか使おうという気になりませんが、スタンドを使えば、ペンを手に取るのが楽なので何かと楽です。