くまの湯

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isai V30+ LGV35レビュー

今までシャープ製SHV33を使用してきましたが、2年が経過して毎月割が終わったということと、挙動が大分おかしくなってきたので、思い切ってLGV35に買い替えをしてみました。

今回は購入後1週間のレビューをしてみたいと思います。

今回のポイント

・大画面とコンパクトはどっちがいい?

・国内メーカー製品と海外メーカー製品の違いはあるか?

本体の質感

有機ELディスプレイは思ったよりも存在感があります。

液晶保護フィルムを使っており色味が変わっているため、発色に関しては何とも言えませんが、スリープモードでも高級感のあるディスプレイだと思います。

背面も悪くはないのですが高級感があまり感じられず、高価格帯の製品であることを考えると、プラスチックではなくガラスやメタルでもよかったかな、とも思います。

特段のマイナスはないものの、プラスもないなといった感じです。

なお、ストラップホールはついていませんので、ストラップを使いたい場合は、ホール付きのケースを探す必要があります。

 

充電

充電ケーブルはUSB TypeCですので、従来のMicro USBケーブルは使用できません。

Quick Charge3.0に対応しているため、有線での高速充電が可能です。

また、ワイヤレス充電Qiに対応していますので、au公式のワイヤレス充電器を使用することもできます。

ただし、純正ワイヤレス充電器はMicro USB対応ですので、上記TypeCは使用できません。

高速充電もできませんので、夜寝ている間の充電などにお勧めです。

最近はクレードルの無い機種もありますので、いちいちケーブルを抜き差ししなくてよいワイヤレス充電は思った以上に便利です。

他社モデルによっては独自開発のCPUを使用しているものもあり、純正の充電器を使わないと高速充電ができないものもありますので(HUAWEIのKirinなど)、汎用性の高いQuick Charge3.0が使えるのはありがたいです。

 

インターフェース

ホーム画面自体には特徴らしい特徴はありません。

いわゆる標準的なandroidのホーム画面です。

Nova launcherなども使用できますが、他所様のレビューなどを見ると、動作によってはかくつく場面があるそうですので(実際に確認はしていません)、ライセンスは持っていますが使うのはやめました。

画面切り替え時のアニメーションなどはいくつか選択できるものの、そんなに選択肢は多くない印象です。

ただ、ホーム画面のテーマはかなりたくさん用意されています。

こちらは、LGV35からLG WORLDというLGユーザ向けのサイトにアクセスし、好きなホーム画面のテーマをダウンロードすることで使用することができます。

壁紙とアイコンをテーマごとに変えられますので、ちょっとした気分転換ができますよ。

 

LG独自色

先ほどのインターフェースにもかかわってきますが、LG独自の便利機能がたくさんあります。

[1]ノックオン

スリープ中に二回タップすると、画面がONになります。逆をすると画面がOFFになりますが、ホーム画面の何もない場所でダブルタップしないと画面OFFにはなりません。

この機種は背面に電源ボタンがあるため、この機能はかなり便利です。

余談ですが、本体を手で持った時に丁度人差し指が当たるあたりに電源ボタンがあるため、これはこれで便利です。

SHV33にはグリップオンという握りしめたら画面がONになる機能があり、大変重宝しておりますが、それに勝るとも劣らない便利機能です。

 

[2]Always-on Display

画面スリープ時にもディスプレイに時計やメールの着信状況などを常時表示させることのできる機能です。

必要最小限な箇所のみ液晶を点灯させているため、バッテリーへの影響は最小限です。

不満点を一つ上げるならば、時計表示の上にメール受信やバッテリー情報、各種更新案内のアイコンなどが表示されるため、慣れないとメールの着信を見落としやすいです。

しかし、これは慣れで何とでもなるでしょう。

別途通知ランプはついていませんので、基本電話やメールの着信はこのアイコンか、待ち受け画面で確認することになります。

 

[3]フローティングバー

画面上左右の任意の場所に『タップしたらアプリへのショートカットを呼び出せるボタン』を配置できる機能です。

こちらには4つまでのアプリを登録することができるので、ホーム画面をすっきりさせたいとき、あるいはアプリの切り替えを円滑に行いたい場合にお勧めです。

最初は「こんなものがあったら画面が見づらいのでは?」と思いましたが、ボタン自体小さいもので、タップすると横にバー状のアプリへのリンクが表示される仕様ですので、案外邪魔にはなりませんでした。

 

安定性

購入して1週間たちますが、エラーらしいエラーも起こっておりませんし、動作は極めて安定しているように思います。

前機種のSHV33では、購入直後にカメラを起動したら「現在高温のため、カメラを使用することができません」などのエラーが出て、他にも様々なトラブルに見舞われたため、計3回くらい交換してもらったこともあります。

LGV35で同様のことが起こらない保証はありませんが、前回のSHV33の購入直後に比べて、動作は安定しています。

LGの中でもハイエンドモデルに位置付けられているものですので、動作もキビキビしていて言うことナシです。

 

大画面は正義か

実は大画面モデルをずっと避けてきました。

持ちにくいんじゃないかとか、ズボンのポケットへのおさまりが悪いんじゃないかとか、片手で操作しづらいんじゃないかとか、重たいんじゃないかとか、不安を上げるときりがなかったです。

SHV33は4.7型ディスプレイですので、約6インチの当機種はかなり大きく感じます。

実際に店頭で実機を確認した際には、画面が大きくなることによってウェブページがかなり見やすくなることに感動しました。

また、大きさの割にはかなり軽いですので、個人的には重さは許容範囲内かと思います。

また、そのままでは片手の操作が難しいものの、ミニビューという、画面の表示を5インチくらいまでにしてくれる設定を使えば、片手で楽々操作できちゃいます。

ズボンのポケットに入れると、若干大きさが気にはなりますが、生活に支障が出るレベルではないとは思います。(ズボンに入れるとしたら、このモデルの大きさがほぼほぼ限界かと思います。ズボンによっては、ちょっとつっかかりというか、つっぱりを感じるのではないでしょうか。ですので、私は基本カバンに入れて持ち運んでいます。)

 

国内メーカーと海外メーカーで違いはあるか

あるといえばあるし、ないといえばないと思います。

ですがそれは『ネガティブな意味で』ではなく、飽くまで『ポジティブな意味で』です。

今まで何台かタブレットスマホを使ってきましたが、アップル製品を除いて、ほぼすべて日本メーカー製のものしか使ったことがありませんでした。

日本メーカー製を選んでいれば間違いないと思ったのと、海外メーカーの製品の品質に若干の不安があったからです。

ですが、実際に使ってみて、そのような不安は杞憂に終わりました。

むしろ、日本メーカー製品は作りが堅実で遊びが少ないのに対して、海外製品はいろいろと遊びの部分があって、またかゆいところに手の届く作りになっているな、と思いました。

スマホではありませんが、NAS(ネットワーク対応HDD)でも、日本メーカーの製品よりも海外メーカーの製品の方が出来ることが多く、攻めの姿勢で作られている製品だなと感じることが多いです。

使い始めて間もないため、耐久性までは検証できませんが、海外メーカーだから、と避ける必要は全くないように思います。

 

その他1

店頭で触ってみたときに、一つ気になったのは「文字入力が直感的にできないな」ということです。

どこをタップしたら期待する動作になるのか全く解りませんでした。(これはマニュアルを読まない方が悪いので、この機種が悪いわけではありません。メーカーが違えば作法も違います。)

ですので、購入後は特にマニュアルを見ることなく、慣れていたATOKを入れて使っています。

私はフラワータッチが好きなのですが、設定を終えて使っていると、やたらと変換動作がカクカクすることに気づき、若干ゾッとしました。

実は、SHV33でも同様の現象にであったことがあり、Cメールでのみフラワータッチを使うと動作がカクカクする現象に見舞われました。

ジャストシステムに問い合わせをしても解決せず、結局1年以上たってOSのメジャーアップデートで解決しました。

今回、Cメールに限らずどこでも同様の現象が発生したのでゾッとしたわけですが、設定を一か所変えるだけで解消しましたので紹介しておきます。

ATOKを起動し、設定画面の「テンキー」に入ります。

そこにある「ケータイ入力の有効化」にチェックが入っていますので、このチェックを外すと動作がサクサクになります。

 

その他2

 当機種でプッシュされている機能の一つがカメラです。

スマホカメラとしては良いほうだと思いますが、それなりに歪みが発生したり、ノイズが乗ったりはしますし、過度の期待をするものではないと思います。

ただ、デュアルカメラの恩恵で近景も遠景も撮りやすいですし、自撮りをしてシャッターがきりにくいとき、「とります」と一言いうだけで勝手にシャッターを切ってくれる機能もあり、こちらもまたかゆいところに手の届く仕様となっております。

もう一つがB&Oチューニングの音ですが、こちらもヘッドフォンを使わないと恩恵にあずかることはできませんし、スピーカーはモノラルですので、そこのところは了承したうえで買うべきかと思います。

また、コンポなどでもそうですが、アンプの性能が優れていても、スピーカーの品質がイマイチだと良い音が出ません。

ですので、安いヘッドフォンをつなげたところで、劇的に音質が改善することはないと思いますので、それなりのものを使われることをお勧めします。(ただ、スマホで音楽を聴くだけなら、あまりに高すぎるものを買ってもコスパが悪いですので、なかなか難しいですね。)