Luminar4が発表されて以来、ずっと悩んでいたのは「Luminar3からアップグレードすべきか否か」です。
色々ネットのレビューを探っていましたが、欲しい情報はなかなか見つからず……今回は私の視点でアップグレードすべきか否かを検討したいと思います。
今回検証に使ったマシンスペック
Mac mini late2012
MacOS Mojave 10.14.6
2.6GHz Intel Corei7
16GB 1600MHz DDR3
※このPCにインストールされているLuminar3をLuminar4にアップグレードして使ってみました。
※登録写真数は17,000枚です。Luminarは写真の枚数が多くなればなるほど不安定になる傾向がありますので、ビューア代わりに使ってこんなにたくさんの写真を登録することは本来おすすめしません。
相変わらず我が家ではMac mini late2012が現役です(笑)
【1】Luminarで何をしたいか
現像ソフトとしてはLightroomを持っていますので、LuminarではLooks機能を使ってお手軽に写真の印象を変えています。
Luminar4の大きなウリは「スカイ・リプレースメント」機能ですが、こちらは加工の域を逸して合成になっていますので、現状遊びで使っても常用はしないかな、と思っています。
【2】Luminar3とLuminar4、共通機能において違いはあるか
Luminar3では、多数の写真を登録すると、登録処理中にアプリが落ちる事が多々ありました。
今回、上記PCで同じ画像を登録して挙動に差異があるかを試してみました。
Luminar4ではアプリ自体が落ちることはかなり減りましたが(ゼロではない)、画像の表示に関してはLuminar3よりももっさりする印象です。
(ただ、同環境での検証とはいえ、Lumina3は使用期間が長かったため、キャッシュが作られてLuminar4よりも早く動いていた可能性はあります。)
決定的に違うのはLooksの挙動です。
Luminar3でも画面下部のLooksパネルのサムネイル画像はプリセットが反映されたものになっていますが、サムネイルが小さすぎるため、どのような効果が得られるか分かりづらいという欠点があります。
ただ、実際にサムネイルをクリックしてプリセットを選んでから、エフェクトが反映されるまでにはちょっと時間がかかる場合があります。
対して、Luminar4ではサムネイル画像にマウスカーソルを重ねた瞬間、エフェクトが反映されたプレビューがメイン画面に表示されます。
これはかなり大きくて、複数のプリセットを試したい場合にかなりの時間短縮になります。
大量にある写真を整理する用途には向きませんが、Looksを使って写真の印象を変えたい、という用途においては、Luminar3からLuminar4へのアップグレードは「アリ」だと思います。
【3】Luminar4ならではの使い方
Looksは公式サイトの他無償で配布されているサイトもありますが、中にはLuminar4でないと使うことの出来ないものもあります。
ですので、Looks機能がメインの場合はアップグレードするメリットはあるかなと思います。
【4】Luminarを使うとどのように写真が変わるか
オリジナル
プリセット1
プリセット2
プリセット3
プリセット4
プリセット5
オリジナル
プリセット1
プリセット2
プリセット3
本来であればカメラの設定で何とかすべきところだとは思いますが、私のような下手っぴにはありがたいソフトです。
アップグレードするか相当悩みましたが、プレビューが一瞬で表示されるという面で、もっと早くアップグレードすべきだったと思っています。
また、本来であればカメラの設定や撮り方でブレを防ぐべきではありますが、どうしても撮った写真がブレる場合にはSharpenAIというソフトも存在しますので、体験版を使ってみてください。