NASの騒音対策について、前回の続きの記事になります。
2.機器を新調する
(1)騒音がどこから出るかを考えて機器を選ぶ
NASに関しては「HDDケース」として販売されているものと、あらかじめHDDが組み込まれた状態で販売されているものがあります。
オススメは「HDDケース」を購入すること。
騒音は「NAS本体」に起因する場合と、「HDD」に起因する場合があります。
出来れば双方とも自分の考えるベストのものが使えると良いですね。
(2)NAS本体を選ぶ
NAS本体に関しては、ファンの音やその他動作音(コイル無きなどを含む)が気になると思いますので、レビューを参考に予算に合った機器を選ぶと良いと思います。
最近ではストレージとしてSSDを使うことが出来るモデルもありますので、検討してみる価値はあるかと思います。
SSDであれば可動部がないので静音性という面ではメリットが大きいと思います。
やや心配なのは価格の高さと耐久性、そして容量でしょうか。
国内メーカーも良いですが、私のお勧めは台湾NAS御三家の”QNAP””SYNOLOGY””ASUSTOR”です。
写真はQNAPのTS-230というモデルで、実際に試したモデルではありませんが、ポップで可愛いですね!
(3)HDDを選ぶ
オーソドックスなストレージといえばやはりHDD。
原則24時間稼働しますので、NAS用のものを選ぶと良いと思います。
選択肢はあまり多くはなく、東芝、Western Digital、HGST(現在はWDの傘下)、Seagateくらいでしょうか。
HGSTのHDDについては個人的に信用はしていますが、他社製に比べて動作音が大きい気がします。
東芝とSeagateのNAS用HDDについては使ったことがないので割愛します。
ということで、我が家ではWestern Digital社のREDというモデルを使うことが多いです。
購入時期によって動作音はまちまちですが、一定の信頼感はあると思います。
一つ気をつけたいのはHDDの保証。
国内代理店などが交換サービスを行ってくれると良いのですが、自分で色々しなければならない場合もあります。
WDのREDが一度壊れたことがあり、交換申請をしたことがあります。
EMS(国際スピード便)で海外の拠点に故障品を送らなければならず、慣れないため色々と不安でした。
交換品はリファービッシュ品(修理再生品)になるので、品質チェックは受けたモノだと思いますが、メインのNASに使うのはちょっと不安でした。
ケースとHDDの組み合わせによって費用は変わりますが、少なくともパソコン一台が買えるだけの価格にはなると思います。
あまりお金をかけたくないなら、前回の記事の内容をオススメします。
一式買い換えても騒音ゼロにはなりませんからね。