今回はレビューというか、初心者向け初期設定編です。
マニュアルが大変充実しておりませんので、初めてのNASで困った場合などは覗いてみてください。
次の記事ではレビューをします。
RAID0でフォーマットし直し→パリティチェック
SynologyハイブリッドRAIDはRAID1に近い構成ですので、RAID0でフォーマットしなおしました。Web設定画面からの操作になります。
設定にもよると思いますが、フォーマット後にはパリティチェックがなされます。
12TBのHDDでは24時間かかりました。
パリティチェック中はNAS内のCPU使用率が極端に上がりますので、並行しての作業は避けたほうが良いでしょう。
各種設定
付属のマニュアルには、初期設定以降の事が何も書かれておりませんので、手探りでやっていくしかありません。(Synologyのサイトにはマニュアル動画があるにはありますが)
NAS初心者にはなかなか大変かと思いますので、以下を参考に設定を行ってください。
(1)必要なアプリケーションをインストールする
パッケージセンターから各種アプリケーションのインストールを行います。
私の場合は…
◇Antivirus Essential
◇Audio Station
◇Download Station
◇Video Station
◇メディアサーバ
をインストールしました。
DLNA機能を使いたい場合は、メディアサーバやVideo Stationは必須ではないでしょうか。
(2)必要なフォルダを作る。
最初からあるのは"music""photo""movie"です。
音楽、写真、動画をネットワーク上で共有したい場合にはこちらに入れます。
それ以外に色々なデータを格納したければ、必要に応じてフォルダを作るとよいと思います。
(3)ユーザの作成
初期状態では全てのアクセス権を掌握している『Admin(管理者)』が設定されています。
通常はこのままでよいと思いますが、家族でNASを共有し、それぞれアクセスできるフォルダを限定したい場合は、必要なユーザーを作り、フォルダごとにアクセス制限を行う必要があります。
(4)更新と復元からDSMを最新版にする
私の場合、初期設定時に導入したDSMに不具合があったため(ありもしないセキュリティ警告が出る)、コントロールパネルの『更新と復元』から最新版へアップデートしました。
ただし、更新に失敗するとNASが使えなくなる場合もありますので、必ず自己責任で行ってください。
(5)フォルダのマウント
これをしないと楽に使えないのですが、やり方が付属のマニュアルに書いてないんですよね(^^;
Asustorを使ったときに、マウント専用ツールが必要ということを経験しておりましたので、Synologyのサイトのダウンロードページに行ってみました。
ありました、Synology Assistant!
こちらをインストールし、マウントボタンを押して、使用するドライブレターを指定します。
使っていないはずのレターを指定したにも関わらずエラーが起こる場合がありますので、そういうときにはパソコンを再起動して、ドライブレターを変えて設定してみるとよいです。
この点、QNAPはフォルダを格納しているドライブ自体に簡単にアクセスができますので、ドライブレターの割り当ても簡単なのですが…
これで最低限の設定は終了です。
メニューに「セキュリティアドバイザー」というのがありますので、セキュリティに穴がないか確認しておきましょう。
(6)おまけ
IPを自動割り当てにしていると、たまにIPアドレスが変わって、マウントしたフォルダにアクセスできない場合があります。
お手持ちのルーター等の取扱説明書をもとに、IPアドレスを固定してしまうことをお勧めします。