本日比較するのは以下の2機種です。
QNAP TS-221 AS-202TE
基本性能の比較については他の記事に書いておりますので、そちらをご覧ください。
今回は外付けHDDを接続した時のパフォーマンスについて書いてみたいと思います。
両機種とも背面にUSB3.0端子がついており、外付けHDDを接続する事で容量の拡張が可能です。
今回、RATOCの2ベイHDDケースRS-EC32-U3Rに余ったHDDを入れて、両機種に接続してみました。
結果、当環境では有意な差が見られました。
QNAP
単なるデータ置き場として使うのであれば問題ないが、動画再生など使用とすると、動画が立ち上がるまでに時間がかかるだけでなく、HD動画などでは駒落ちが生じました。
そのほか、他のHDDからデータをコピーしようとしても、速度があまりでませんでした。
ASUSTOR
AS-202TEを使っているのと遜色ない使い勝手で、動画の再生も非常にスムーズでした。
202TEに保存されているデータを外付けHDDに移動させてみても、30~40M程度の速度は出ます。(当方の環境ではかなり速い)
USBを差してから認識するまでも非常にスムーズです。
ということで、外付けHDDを使うことを考えれば、当方環境ではASUSTORの圧勝でした。
ただし、機種や環境によって結果は違ってきますので、参考程度にしてください。
[余談]
NAS本体の容量が足りなくなった場合の対処はいくつかあると思います。
1.NASのHDDを大容量のものにアップデートするか、ベイ数の多いNASに換え、HDDの数を増やす。
難点としては、NASに内蔵しているHDDの容量が大きければ大きいほど、データのバックアップや移行が難しくなります。(同容量以上の外付けHDDが必要なため)
2.NASに外付けHDDを接続する。
NASによっては速度が出ない場合もあるので注意が必要です。
難点としては、機器が増えるため、その分電気代も増える点でしょうか。