最近何かと話題に登るFUJI WIFIとiVideoをレンタルして、比較してみました。
両方共回線はSoftbankを利用しています。
利用料金
FUJI WIFI
4480円+税金=4838円
iVideo
3500+税金=3780円
月額利用料金としてはiVideoの方が1000円程度安くなりますので(各種手数料を除く)、両サービスの間で1000円以上の差があるかどうかの比較になります。
通信速度
利用者として一番気になるのは、通信速度に有意差があるかどうかということです。
見ていただいた通り、時間帯や環境による有意差はあるものの、平均値をとるとほぼ均質なサービスではないかと思います。
(最初の白、次の緑の欄→交互に測定、最後の白と緑の欄→各3回ずつ連続測定)
平均値を見る限り、時間帯による差はあるものの、平均値はほぼ同じですので、ほぼ均質なサービスであると言うことが出来ます。
本体の差
本体は同じですが、決定的な違いが有ります。
FUJI Wifiは設定のカスタマイズが可能ですが、iVideoは本体・WebUI共に設定が一切不可能です。
通常の使用で特に困ることは無いかもしれませんが、2.4Ghz帯と5.4Ghz帯の切り替えができない分、iVideoは不利かもしれません。
また、どうやらiVideoの機器には省エネ設定が働いているらしく、数分間接続されていないと、スリープ状態に入ってしまします。
スリープ状態を解除するために304zt本体を操作する必要がありますので、少々面倒ではありますが、裏を返せばバッテリーの消費は少なくてすむので、悩ましいところですね。
これを回避するためには、常時つながっている機器がわればよいだけで、我が家の場合、常時接続状態にあるタブレットが有るため、スリープ状態には入りません。
FUJI Wifiに関しては、設定の変更が利く代わりに、FUJI WIFIに返却された機器の設定リセットがされていない場合があるため、使いづらいなと感じる事があるとUSBでパソコンに接続し、設定画面を覗いてみることをお勧めします。
我が家での事例ですが、2台頼んだ中の1台のSSIDが変更されており、本体に貼り付けられていたシールに記されたSSIDとは異なっていたため、ネットに繋がらない状態があ続きました。
ふと思いついて304ztをUSBケーブルでパソコンと繋ぎ、設定画面を見たところ、SSIDが変更され、省エネモードの設定がされていることが分かりました。
省エネモードのために5分ぐらい未接続の状態が続くと、タブレットなどからSSIDを検索できない状態にありました。
サポート
こちらが価格差が最も反映される部分です。
FUJI WIFIの場合、問い合わせをしたらすぐに返答をくれましたが、iVIdeoはそうはいきません。
前述の通り、iVideo社のルーターにはパスワードロックがかかっていますので、設定の変更が出来ません。
バッテリーの持ちを良くするため、省エネモードが設定されているらしく、接続機器が5分程度スリープモードに入ってしまうと304ztもスリープモードに入り、機器からSSIDが検出できない状態になります。
304ztのロックボタンを一度押すだけでスリープモードは解除されますが、少々面倒なので解消方法がないかとiVideo側に質問をしてみました。
推察するに、パスワードロックに関する問い合わせが多いようで、営業日に質問メールを送りましたが、残念ながらお返事をいただく事は出来ませんでした。
責めるような文言ではなく、何か解決策はないだろうか、と問い合わせをしたのですが、クレーマー扱いされたのか、2営業日経った今現在でも、残念ながらお返事は頂けておりません。
グローバル企業としての姿勢を疑いはしますが、その分利用料金がお安くなっているということではないかと理解しています。
従って、iVideoは何かあっても自己解決&我慢できるユーザー向けのサービスではないかと思います。
賠償金
FUJI Wifiには無料で保証が付帯しますが、トラブル時に全てが無料になるわけではないようです。(HPに賠償額という文言があるため)
iVIDEOには保証が付帯しませんが、同額程度の賠償額が設定されているため、一概に保証のあるなしで比較は出来ないような気もします。
特にiVideoの本体紛失時の賠償額が2万円を切っている点を考慮すると、一概にFUJI WIFIの方が得とは言えないのかもしれません。
値上げ
明日2017年6月5日の12時にiVideoの月額利用金額(Softbank)が500円値上げされますので、FujiWifiとの差は縮まるのではないかと思います。(税抜き500円の差)
また、上記サポートの件を考えれば、FujiWifiに軍配が上がるような気がします。
何かあったときに適切なサポートを得られないというのは、500円の価格差では埋められない気がします。
更に、いただくメールのほぼ全てが片言の日本語ですので、ちょっと心配ではあります。
安価に使いたい方は6月5日12時までに出来る限り長い期限で契約されることをおすすめしますが、現在残っているのはauの使い放題プランで、某Youtuberさんのとうこうをみるかぎり、途中で制限がかかることもあるようですので、新規ユーザのiVideoは避けたほうが良いかもしれません。