くまの湯

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iPad Pro+smart keyboardはPCの代用になるか?

少し前になりますが、Windows業界ではAlways Connected PCというコンセプトが提唱されました。

これは、インターネットに常時接続されており、電源を入れたらすぐに使え、バッテリーの持ちも良いPCを指します。

個人的に大変惹かれるコンセプトなのですが、一点気になるのは「いつでもインターネットにつながる」というう点です。

現状、これを叶えることができるとしたら、LTE回線しかありません。

したがって、この手のパソコンを使おうと思ったらモバイル回線の契約をせざるを得ません。

スイッチを入れたらすぐに使えるPCは欲しいのですが、追加の回線料金は払いたくない、という人には、少々難ありなコンセプトなんです。

 

回線はこちらで用意するので(Wi-FiとかモバイルWi-Fiとか、すぐに起動できる端末は無いかと探していたところ、iPad Proが使えそうだという結論に至りました。

smart keyboardというiPad Pro専用の純正キーボードがありますが、これを使うとiPadをパソコンさながらに使うことができるというんです。

ボーナスも出たということで、思わず衝動買いしてしまったため、本当にパソコンと遜色なく使えるかどうか検証してみました。

 

結論から言うと、エンターテインメント用途ならば問題ありません。

仕事で使うなら多少のリスクが伴います。

詳しくは、以下の説明をご覧ください。

 

[エンターテインメント用途]

音楽を聴く、動画を見るなど、iPadのコンセプトを考えれば全く問題なく使えます。

今回使ってみて意外だったのは、NAS上の動画・音楽データをPC以上に快適に再生できます。

NAS上のデータを扱う方法はいくつかあって、一つにDLNA対応ソフトを使うというものがありますが、(DLNA対応の)設定していないと全データを扱うことができません。

当方の環境の場合、DLNA対応エリアと非対応エリアを個人的に設定していますので、こちらでは全てのデータを扱うことはできません。

そこで使ったのがplayerExtremeというアプリです。

驚いたこととに、メディアファイルの再生までにかかる時間が当方のパソコンよりも微妙に早いです。

シーク機能も良好に働きますが(シークバーをスライドして、◯分◯秒のデータを再生させる機能)、ファイルの種類によっては時間がかかる場合があります。(FLVなど)

このアプリを使えば、Chrome CastにNAS上のデータを飛ばすこともできますが、NASメーカー純正アプリよりも滑らかに動作するため、大変オススメです。

全てのファイルに完璧に機能するわけではありませんが、現在使ってみた感触では、八割〜九割型正常に機能するかな、といった感じです。

ブログ投稿に関しても、ブラウザからは問題が発生しても、サービス提供元が出しているアプリを使えばストレスフリーで記事の投稿ができるものもあります。

ただし、自分でサーバーを立てているものなど、複数のアプリを使わなければならないものもありそうです。

 

[仕事用途]

個人的にはこちらが微妙な感じです。

単に文字が打てれば良いのであれば問題はありませんが、体裁にこだわる方はある程度のリスクは覚悟すべきです。

Microsoftオフィスを使おうと思うと、サブスクリプション形式しか選択できません。

つまり、一度の課金で済む買い切りタイプの契約がないということです。

また、Macではありましたが、他のOSにデータを送った時に文字化けなどの問題が起こる可能性も、少ないながらゼロでは無いと思います。

また、KING SOFTなど五感メーカーの製品などもありますが、こちらは飽くまで互換なので、OSを跨いで使った時に文字化けや不具合などが発生しない確証はありません。

トラブルが発生しても頑張れる人なら良いと思います。

 

上記理由から、エンターテインメント目的ならば十二分に使えるかと思いますが、シビアな仕事向けでは無い気がします。