鳥取県にある『はわい温泉』をご存知でしょうか?
はわい温泉というと「日本のハワイ」と評される事が多く、イメージ的にチャラい感じがしていたので(失礼!)今まで避けておりましたが、機会があって望湖楼という宿に宿泊してきました。
こちらは1000円で日帰り入浴も利用できます。
泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉(低張性 弱アルカリ性 高温泉)だそうです。
無色透明でごく僅かに温泉特有の臭いがしますが、お湯自体に際立った特徴があるわけではありません。
しかし、何よりも感動したのは源泉かけ流しで人工的な温度調節や加水を一切していないという点です。
源泉温度は50度台半ばと高めですが、湯量を調整することで温度調整をしているとのこと。
源泉温度が高いと加水されることも多いのですが、源泉そのままを楽しめるというのは素晴らしいですね。
常日頃から源泉温度が高い温泉はこのように湯温を調整すればよいのに…と思っていた私にとって理想的でした。
そして、望湖楼という名前にもあるように、水上の露天風呂は大変魅力的です。
左が男湯で、右が女湯、右端にある小さな建物は卵風呂です。
宿泊客は卵を貰い、卵風呂に25分つけておいて温泉卵が楽しめます。
男湯と女湯は朝入れ替わるので、内湯とあわせると計4つの温泉を楽しめます。
写真の男湯と女湯は大きさが全然違うように見えますが、実際の湯船を比べてみれば、さほど違いを感じるほどではありません。
湯船によって『熱い』、『丁度良い』と色々あるようで、加水をしないために繊細な調整が難しいのか、それとも寒いので熱めにしていたのかは定かではありませんが、やはり加水なしというのは最高です。
一つ欠点を挙げるとすると、内風呂と露天風呂が離れていることでしょうか。
この季節はかなり寒いので、熱めの露天風呂につかってのぼせそうになっても、なかなか湯船から出て休憩…というわけにはいきません。
それを考えると、春・秋の暑すぎず寒すぎずの季節が良いかもしれませんね。
中居さんのサービスも大変よく、真心が伝わってくる接客が大変印象的でした。
鳥取で日帰り1000円といえばめちゃくちゃ高いわけでもありませんし、温泉自体最高ですので、機会があればぜひ訪れてみてください。
プランにもよるかもしれませんが、宿泊だとこれでもかという程アメニティやサービス品がつきます。