これまでずっと格安スマホを避けてきました。
基本新しいもの好きなのですが、スマホにしても各種サブスクリプションサービスにしても、極端に革新的なモノについては中々手を出すことができません(^^;
ただ、スマホの2年割が切れて月額使用料が7000円を超えて以降、大して使わないのに高い基本料金のキャリアスマホに嫌気がさして、ついに格安スマホに切り替えました。
奥さんも長らくガラケーユーザーでしたが、去年の1月1日にガラケーの日付表示がバグった(Windowsの2000年問題のように、機種によっては一定の年数を超えると日付表示が異常になるようです)&3G回線が停止するのをきっかけにガラケーを卒業しました。
本記事は私のような『格安スマホ懐疑派』がどのように事業者を選んだのか、ということを中心に、3つの業者のレビューをしてみたいと思います。
【1】格安スマホ業者をどう選ぶか
格安スマホのサービスを提供する事業者は2種類に大別できます。
自社回線でサービスを展開するMVOと他社回線を間借りするMVNOです。
安定性やサービス内容を考えるとMVOが有利だと思いますが、価格面ではMVNOに軍配が上がります。
我が家ではMVOとMVNOの両方を利用しているため、それぞれのメリット・デメリットを含めてレビューしてみたいと思います。
【2】LINEモバイル
奥さんが使っているのがLINEモバイルになります。
現在はSoftbankの完全子会社ですが(残念ながら新規契約はできません)、加入したころはNaver社の運営でした。
電話番号が変わっても差し支えないということ、面倒なMNP手続きはしたくないということで、キャリアスマホは解約してLINEモバイルと新規契約しました。
LINEベースでやり取りをするならこちらが一番だろうという安直な発想でしたが、これがなかなかよかったです。
大してインターネットはしないのですが、ネットの使用量が月1ギガ以内の場合は月額使用料が0円になるということが契約後に解り、ラッキーでした。
当時は回線をau,Softbank,docomoの三社から選べ、夫婦そろって長らくauを利用していたため、au回線で契約しました。
結果、たまに不安定になることはありますが、現在も比較的安定して使えています。
Zホールディングとの合弁会社化後、回線をSoftbankに統一したいのだと思いますが、たびたび回線を「LINMOに変えませんか?」とのLINEが入ってきますが、頑なに拒否しています(笑)
【3】Y!mobile
こちらは私のメイン端末の回線になります。
仕事でも使うため回線の安定性を求めたかったのと、各種オンラインサービスを利用するのにキャリアメールが欲しかったこと、そして支払いを口座引き落としにしたかったという3点を満たしていたのがこちらでした。
最後までUQと迷いましたが、自宅で使っていたSoftbank Airとセット割ができること、UQのキャリアメールは別料金になることが決め手となりました。
回線は基本的に安定しています。
私の生活圏域自体がネットの通じにくい場所のため、屋内の一部では元のキャリアに比べて不安定になることがありますが(屋内の奥まった場所など)、原則安定して使えています。
おうち割(Softbank AirやSoftbank光利用者)を適用すれば、最安月額990円から使えます。
こちらに限らず、格安スマホの多くは電話代が高めの設定なので、それに納得ができればオススメです。
私の場合、仕事の電話がかかってかけなおすことが一定あるため、仕事なのに何で自腹になるかな…と思いながら使っている節がありますが、これはSoftbankのせいではないのでやむを得ないです。
【3】楽天モバイル
仕事で電話をかけて多額の請求がくる、ということに何となく納得できず、見つけたのが楽天モバイルです。
一部例外はあるものの、楽天LINKというアプリを使えば、電話料金無料で電話をかけることができます。
初期の端末代はかかりますが(機種にこだわりがなければ、公式サイトで実質0円に近い値段で買えます)、以降の使い方によっては0円運用も可能です。
ただし、色々と気を付けないといけない部分があります。
第一に、iPhoneを使う際には色々と気を付けないといけない点があります。
(「無料」だと思ってしていた通話が有料の場合があります。)
詳細は楽天モバイルの公式サイトをご覧ください。
第二に、android端末を用いた場合でも、無料になる対象の通話及びSMSは楽天Link経由のものとなります。
android標準アプリを用いた電話やSMSのやりとりは有料になりますので注意してください。
第三に、楽天モバイルの提供する回線はMVOとMVNOの2種類があります。
全国どこでも楽天回線につながるとは限らず、繋がらない場所のauの提供するパートナー回線につながりますが、この回線では通信量が5Gを上回ると低速化します。
通信量が20Gまでの場合は1G未満,3G未満,3G以上で料金の変わる段階性のプランで、20G以上は同一料金での利用で可能です。
場所によっては楽天回線もパートナー回線も繋がらない場所もあるようですので(auとのローミング契約が終了している地域があります)、生活圏内に関しては、事前に下調べをしたほうが良いと思います。
ちなみに、エリアマップ上私の自宅は楽天回線エリア内にあります。
ただ、今にいると楽天回線で、寝室にいるとパートナー回線につながるなど、エリア内でもどこにいても楽天回線につながるわけではないようです。
(電話に関しては、楽天Linkを使って一部対象外の電話番号以外にかければ無料になります。)
全国どこでも安定、とはいきませんが、少なくとも楽天Linkを使えばほとんどの電話番号に無料でかけられますので、私は『かける専用』のサブ回線として利用しています。
固定電話を使う機会も減ったので、これを機に解約をして、家族でかける分は楽天スマホに統一して通話料金を0円にできればと考えています。
メリットとデメリットのある楽天モバイルですが、私個人の使い方であれば評価は【極めて良い】です。
私の場合、メイン回線はY!mobileで、電話を掛けたり出先で少しネットをする程度のサブ機として楽天モバイルを利用しています。
楽天回線及びパートナー回線が入る個所で楽天Linkを使えば電話代が無料になりますので、特殊な番号にかけない限り、原則無料で通話ができます。
通信は1Gを超えなければ無料ですし、超えそうならメイン端末のY!モバイルを使えばいいだけの話です。
自己負担を極限まで減らすのであれば、回線契約時に最安値のandroid端末を使えばよいです。
私の場合サブ機でもモッサリ動作は嫌だったのと、メイン端末が故障した際に代替機として使うつもりだったので、そこそこストレスなく使えるSamsungのS10にしました。
ポイント還元分を引いても25000円と決して安くはないですが、さらに高い端末のGoogle Pixel5と比べてもほぼストレスなく動いてくれるので満足しています。
(価格差分の性能差がないとは言いませんが、最低限ストレスなく使える基準はクリアしていると思います。)
ただ、楽天モバイルを『メイン端末』として使っていたとしたら、話は違うかもしれません。
きっとパートナー回線につながるたびに「え~」と思ったと思います。
どこでも楽天回線につながる地域にお住まいの方はメイン端末として使えると思いますが、パートナー回線が混在する場所、あるいはローミングが終了した地域にお住いの方は契約は要検討かな、と思います。