Mac mini late2012の特徴といえば、とにかくメモリーとストレージを自分で交換できる、という点につきると思います。
当時に比べたら最近のMac miniの価格も随分上がってきましたので、新品を買うかどうか迷ったあげく、フリマアプリでMac mini late2012を買って、メモリとストレージを新品に交換して使うことにしてみました。
今回使用したのはメルカリです。
(出品者曰く)美品+ワイヤレスキーボード&トラックパッドが希望の価格帯内であったため、即決しました。
フリマアプリで中古PCの購入を検討されている方の参考になればと思い、気づいたことを書いておきたいと思います。
今回初めて中古PCを買ってみて、気になったのは3点です。
1点目は商品紹介にあった「美品」「大切に使ってきました」という表現です。
実際に届いた物を見て、Mac mini本体は極めて綺麗でしたが、白い電源ケーブルは黄ばんでおり、キーボードはキーの間に埃が…換装すること前提でメモリ4GBモデルを購入したので、裏蓋を開けて交換しようとしたところ、びっくりする程埃が溜まっておりました。
「美品」というのも極めて主観的なものですので、使用者本人がそう感じていたらそうなんですよね。
ケーブルに関しては除菌シートで洗浄し、本体内部は掃除機で綺麗にしました。
キーボードは綿棒で清掃してかなり綺麗になりました。
2点目には、どんな中身のPCが届くかわからないという点は覚悟しておかないといけないかなと思います。
届いた商品を起動してみたところ、起動時にパスワードを要求されました。
出品者様からはそのような情報を一切いただいておりませんでしたので驚きましたが、いくつかありがちなパスワードを入力してみたところ解除できました。
(もしかしたら、出品者様は購入者にリカバリをかけて使ってほしかったのかもしれませんが、常識的には出品者がリカバリをかけて送るものではないかと思います。)
色々と履歴データにアクセスしてみましたが、出品者のブラウザ履歴なども残っており、ハードウェア情報(キーボードやトラックパッドなどの使用者名が表示される状態でした)も残っていました。
ただ、情報量はさほど多くなかったので、一度リカバリをかけてから少しの間使っていたのでしょうね。
3点目としては、起動する=故障していないというわけではない、という点です。
パソコンで故障の多い部品にHDDがありますが、今回届いた品もHDDに不良がありました。
起動できないレベルではありませんでしたが、S.M.A.R.T情報を見ると、一部閾値を超えた項目があり、いつ故障してもおかしくない状態でした。
ただ、これまでの事を考えると、そこまでパソコンに強くはない出品者様のようですので、今回のような故障予測はおおよそできなかったのではないかと推測します。
ですので、今回に関しては受け取り評価は最良にして取引を完了しました。
(中古PCを個人間で取引するなら、この程度のリスクは覚悟すべきかと思います。)
また、ほぼ無いとは思いますが、そのまま使ってPC本体に仕込まれていた不正プログラムによってクレジット番号をはじめとした個人情報が盗まれる可能性についても気にしておいた方が良いのではないかと思います。
回避方法としては、本体のリカバリか記憶媒体の換装+OSインストールが有効かと思います。
もともと内蔵のFusion DriveをSSDに換装するつもりでしたが、素人には少々難しそうな作業でしたので、MacLab様にお願いをしました。
これに関しては別記事でレビューをしたいと思います。
今回の取引に関しては、リスクは予想の範囲内で、おおよそ満足な取引でした。
皆様がフリマアプリなどでPCを購入する際の参考となれば幸いです。