我が家では基本羽毛布団を使っています。
といっても、高級品ではなく、ネットで購入した比較的低価格な羽毛布団が中心です。
夏場は綿のタオルケットを使って、冬場は羽毛布団を使いますが、今年に限っては寒すぎず暑すぎない9月を乗り切るのに、タオルケットでは寒いし羽毛では暑いし…と、なんとも悩ましい状態です。
いろいろ調べてみて、『二枚合わせ』という布団が存在する事が解りました。
これは、夏場に使う薄めの肌掛け布団と、春秋に使う合掛け布団のセットになります。
単体で使うことも出来ますし、たいてい本体にホックやボタンがついていて、2枚重ねで1枚の布団として使うことが出来ますので、重ねると冬用の布団として使うことも出来ます。
今回、春と秋の中途半端な季節にちょうど良い布団を探していましたので、2つの異なる厚さの布団を使ってみることにしました。
比較的低価格帯の商品の場合、ダウン率が下がり、フェザー率が上がります。
これが体感温度や触感に与える影響は未知数ですが、何となく品質に影響を与えそうな気もするので、今回たまたま見つけた人工羽毛なるものを試してみることにしました。
人工羽毛にも様々ありますが、今回使ってみたのはプリマロフトです。
羽毛布団を買おうか、人工羽毛にしようか迷っていらっしゃる方向けに比較レビューをしてみたいと思います。
人工羽毛プリマロフトの特徴
販売サイトには色々と書かれていますが、正体はポリエステル、すなわち化学繊維です。
触った感触は天然羽毛に比べてやや硬く、弾力性があります。
暖かさも十分にありますが、天然羽毛と人工羽毛だとやはり差があるように思います。
モノにもよりますが、天然羽毛の暖かさは優しいというか、柔らかい感じがします。
もちろん、季節にあっていない羽毛を使えば暑すぎたり寒かったりするのは変わりませんが、天然羽毛だと多少の気温の上下に対応できる柔軟性があるように思います。
一方のプリマロフトの場合、室温に対して布団が少し厚めの場合、暑いという感覚がかなり強いです。
季節に対して適切な布団の厚さの境界線を少し越えると、天然羽毛にあるような柔軟性はあまり感じられず、「暑いな」「寒いな」と感じます。
プリマロフトのメリットとしては、動物性の羽毛が入っていないため、アレルギー体質の方にもある程度安心して使っていただける点が挙げられると思います。
また、手洗い表示はありますが、選択できますので経済的かつ衛生的に使えます。
上記のことを踏まえた、個人的な感想は以下の通りです。
今回プリマロフトの二枚合わせ掛け布団を買った理由は、春や秋の肌寒い季節に調整のきく布団が欲しい、ということでしたので、その目的にはある程度合致していると思います。
特に2枚を組み合わせて使いますので、気候に合わせて三種類の組み合わせが可能になります。
ただ、厳冬期にこれをメインで使うかと問われたら、今まで使っていた天然羽毛をメインに使うと思います。
人工だけあって、繊細な温度調整には向いていない、というのが主な理由です。