ピュアオーディオの世界に足を踏み入れて15年が経ちました。
アンプにプレイヤー、そしてスピーカーは居住環境にあったものを選んだつもりですが、一つだけずっと無視してきたのが『設置場所』でした。
リスナーを頂点に、正三角形or二等辺三角形を作るようにスピーカーを配置するのがセオリーだと思います。
視聴位置も、スピーカーと同じかすこし高めが良いようです。
とはいえ、我が家は家具や家電がゴロゴロしているので難しい注文……と決めつけてきました。
結果、室内環境を言い訳に、テレビの横に置いたオープンラックにスピーカー2台とも設置してきました。
図を見ていただいたらわかる通り、音の広がりは全くありませんし、リスナーの位置にかぶってもいません。
ただ、オーディオ中心に部屋のレイアウトを組むことができるような環境にはないのも事実。
そこで試してみたのがスピーカースタンドです。
Amazonで探したところ、Amazonブランド製品に設置面が25cm*25cm程度ですみそうなものを見つけました。
部屋の配置上、テレビの左右というベストポジションに設置することはできません。
そのため、テレビの左右&家具の後ろというスペースを利用して設置してみました。
家具があるので、スピーカーと同じ高さor少し高い位置での試聴という条件は無視しました。
部屋のどの位置で聴いても、以前に比べて音の広がりを感じられるようになりました。
立体感、解像感も増したように感じられます。
私のようなオーディオ素人の場合、とかく『スピーカー>アンプ>プレイヤー』の順で聴いて解る影響が出ると考えがちですが、設置場所が悪いと全てが台無しになってしまうと解りました。
愛用のアンプが壊れるまで今の構成のまま使おうと思っていますが、YAMAHAのアンプについているYPAOという機能もちょっと気になっています。
部屋の環境に応じて音を調整してくれるっていいですよね。
ともかく、機材を揃えてみた物の、思ったほどの音ではなかった…という方は設置場所を見直してみてください。