どんなときもWiFiの無制限プランが10月31日に終了する、というニュースが流れて一部で騒ぎになっているようです。
自分はユーザーではありませんので、特定のサービスについてあれやこれや言うのは控えたいと思いますが、レンタルWi-Fi全般についてユーザーの一人として雑感を書いてみたいと思います。
「無制限」を謳ったレンタルWi-Fiサービスは一昔前ならたくさんありましたが、真の無制限プランはほぼ存在しないというのがその実だと思います。
【あるあるその1】
紹介ページの片隅に「3日間で10ギガを超えた通信を行った場合、通信速度が128Kbpsになる場合があります」と書かれていたりします。
最悪の場合でも128Kbpsで好きなだけ通信できます、という事でしょうか。
【あるあるその2】
約款をよく見てみると、「通信量が多いと判断された場合、キャリアの判断で通信速度を制限する場合があります」と書かれていたりします。
キャリアの判断というのが非常に曖昧な書き方です。
通信量が多いというのも、個々人の通信量が異常な場合もあれば、全ユーザーの使用量が回線卸の握っている帯域を超えてしまった場合もあるでしょう。
常識的に考えて「無制限」の看板を掲げておきながら、実際に無制限になっていないのだとしたら、それ自体異常な事態だと思います。
ただ同時に、この手の回線が無制限に使えること自体が異常でもあります。
レンタルWi-Fiの回線はスマホと同じ4G LTE回線だと思いますが、キャリアのスマホを考えたとき、たかだか数ギガの通信で数千円かかってしまうなんてザラです。
同じ回線(といいつつ個人用と法人用の違いはあるものの)が数千円で無制限で使えるなんて、土台無理な話だとも思うんです。
だからといって、出来もしないのに「無制限」と謳うことが正当化されるとも思いませんが、私の場合はそれでも頼らざるを得ないジレンマがあります。
というのも、現在住んでいる家での最速インターネットは何とADSL!
ケーブルテレビのインターネットが使える地域ではありますが、住宅の構造上使用できず…従って、私のような高速インターネットが使えない人間にとっては、リスクはあるものの夢のようなサービスなのです。
同じような事情がある方がレンタルWi-Fiを利用される際には、レンタルWi-Fi会社の評判、取り扱っているルーターの種類などを研究することで、現在でもそこそこ使えるサービスには出会えるかと思います。