停電から電化製品を守ろう!
停電後に家電の調子が悪くなった...なんて事はありませんか?
我が家の場合、停電後はたいていNASがLANに繋がらなくなったり、ルーターが不安定になったりします。
そういった機器を停電から守るバックアップ電源のようなものはないかと探した所、無停電電源装置(UPS)なるものを見つけました。
こちらに接続してある機器には、停電発生時にも一定時間電力が供給されます。
ですので、所定の段階を踏まなければ電源を切る事ができないパソコンやNASに使えば、急な停電による機器の故障を防ぐ事ができる訳です。
サイズは電源タップよりも一回り大きいものから広辞苑サイズ、さらに大きいものまで様々です。
大きくなればなるほどバッテリーの容量が増えるでしょうから、電力が供給される時間も増えるでしょう。
ただし、これは飽くまで補助的な電源である事を頭に置いておかなければなりません。
メジャーなUPSメーカーの一つにオムロンがありますが、公式サイトにバックアップ時間の目安表が載っています。
http://www.omron.co.jp/ese/ups/support/backup.html
比較的安価でネットでの評価も高いBY35Sの場合、だいたい以下の目安時間使えます。
20W製品 : 90分
50W製品 : 40分
100W製品 : 25分
200W製品 : 6.5分
300W製品 : 3.5分
消費電力の目安も載っけておきます。参考程度にしかなりませんが…
VAIO Lシリーズ(Corei5〜7搭載24インチ)
動作時は約36W〜約49Wで、最大時は約151W。
参考:http://www.sony.jp/vaio/pre_include/html/VL14/spec_retail.html
Buffalo NAS LS410DX
最大消費電力は約24W。
参考:http://buffalo.jp/products/catalog/storage/dtcp-remote/ls410dx.html#spec
最大14W。
録画中、2ストリーム配信時は約9.5W、省電力モードスタンバイ時は1.5W。
参考:http://nasne.com/gallery/index.html
ルーターやNASのような消費電力が比較的少ない機器に関しては、停電復旧まで繋ぎっぱなしで何とかもちそうですね。
パソコンはモノにもよりますが、シャットダウンするまでの時間稼ぎ…程度の使い方かなと思います。
実際、我が家では上記BY35Sを運用しています。
機器との接続は簡単。
(1)BY35S電源ケーブルをコンセントにさす。
(2)BY35S背面に使いたい機器のコンセントをさす。
要するにBY35Sを電源タップみたいに使えば良い訳ですね。
導入後一度停電が起こりましたが、問題なく動作してくれたため、接続機器が不安定になるような事はありませんでした。
(ただし、事前に停電が起こる事を告知されていたため、NASやnasneの電源は切っており、ルーターしか繋いでいませんでした。)
ちなみに、私はBY35Sに以下の機器を繋いでいます。
QNAP TS221(500G HDD2基搭載で8W〜16W : テックウィンド社公表データ)
ひかり電話対応機 PR400MI (35W以下 : NTT公表データ)
外付けHDD WD Mybook(QNAPのバックアップ用 3.3W〜? 公式サイトに載っていないため、最大Wは不明)
私の場合、以前停電が頻発した際、QNAP TS221のLANマークが点灯しなくなり(ネットワークに繋がっていない状態)、台湾QNAP社と英語メールでやり取りをしたり、英語でチャットをしながら遠隔操作してもらったりと、何やかんやで復旧まで数週間かかってしまいました。(1つしか試していないので何ですが、QNAP製品は通常使用時の安定性は抜群なものの、停電などイレギュラーな事が発生した場合、LANに繋がらなくなる事が多く、復旧も大変な感じがします。しかも、復旧せずにあきらめた時にパッと復旧します;笑)
その苦労を考えると、UPS導入のメリットは大きいように思います。
上記機器をお持ちの方は、保険代わりの導入の検討をお勧めします。
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